桜塗装です。

やっと少し涼しくなって参りました。

日本では手入れることのできない巨大なテラコッタ敷石を乱系で表現しました。

まずは不陸調整から。

不陸調整
不陸調整

不陸の調整は次の段階へ繋ぐための大事な工程。おん年80歳の大先輩が来てくださいました。

設計図

次の作業は頭に叩き込んだ設計図を作ります。

荒打ちがコンクリートでしたので不陸調整を含め厚みは50mm

作業中
作業中

ちなみにこれはスタンプコンクリートと同じ工程を踏んではいますがどちらかというとモルタル造形です。

モルタル造形

↑天端完了

次の工程は立ち上がり箇所

作業中

立ち上がり完了

モルタル造形
モルタル造形
モルタル造形

↑この時点でモルタル造形だとは誰も思いません。敷石の目地入れ前のように見えますがこれは彫って形を出したモルタル造形です。

モルタル造形

↑一番の見せ場も作ります。

皆さまモルタル造形で一番大事なことはなんだか知っていますか??

細かいところです。ディテールにこだわると作品が一気に変わるんです。

ここで言うなら小口です。他にも実は敷石も不陸を出しています。段差があるって事です。

桜塗装が施工すると、お客様が見えない引き出しも使用します(笑)

桜塗装はチームで仕事します。1人では思いつかないことも3人なら3倍のひらめきに変わります。4人なら作業がスムーズになります。

一本の矢は折れますが3本、4本と束になれば折れません。

知恵や技術、それこそ閃きも同じ事が言えます。

ですのでモルタル造形は毎度も言ってしまいますがアーティストではないのです。僕らのやってる事は至ってシンプルで、本物にどれだけ近づけるか。その作業しかしていないんです。

施工する前に3回はシミュレーションします。

一発勝負なので毎度の事ながら極度の緊張状態で施工します。それは形を作るだけではなく、チームとして動くため一人一人に指示を出すためや一人一人の動きの量のシミュレーションもします。

トークが脱線しましたがまだまだ工程は続きます。丁寧な仕事を心掛けるため、リアルを作るためには少し時間が掛かります。

次回は完工まで少々お待ちください^ ^