桜塗装です🌸

今回は石積み。作る岩は木化石。

まずはモルタル造形の下地を作る。きちんとファイバーメッシュを巻き込みながら。

モルタルを造形する。バランスを考えカービングを行う。

木化石風モルタル造形

そして着色。今回は木化石。名の通り木が化石化したものだ。岩肌にはまだ木だったなごりがある。

↑これが本物の木化石。

木化石風モルタル造形

モルタル造形でここまで表現する事ができる。

家に合うように少し白華を多くする。これがモルタル造形の醍醐味。合わせることは本物を使うよりよっぱど容易。しかも経年劣化でまず壊れることはない。

桜塗装ではモルタル造形のカービングのそのものの施工法を変えました。

着色も変更

恐らく今の施工の方が数倍リアルに出来ると思います。

やはり6年掛かるんですね。

モルタル造形を始めて6年。色んな技術者にかんかされそして気付くのに6年、でからのまた修行ですね。

一箇所で教わると変な癖がつく。モルタルの材料も数知れぬほどあるし、石や岩や木によって配合を変えるのは今や当然の事。季節だって関係がある。時にはわざと割れるようにもする。わざと不要な材料だけを溶かすこともある。

やはりまずは基本がないと間違った施工をするし、応用がないと施工法も限られる。

僕の場合、当時実際に2日間教わっただけでは何もできなかった。毎日の積み重ねと本物の造形屋さんの手付きや施工法を教わり、82歳の凄腕の左官屋さんに教わり経験を重ねた。でもまだまだ。全てがリアルに作れるわけではない。でもリアルだけが全てではない。

なんでもそうだが、この世は知識と人付き合い。人選です。

知識なしでは何もできない。

その点僕は恵まれていると思う。スペシャリストだらけが、僕の周りを取り囲み、助けてくれるから。

感謝の言葉しか見当たらないです。

人は人を助け、そして助けられ、助け合いながらしか生きれない。

嫌な人もいるけど、嫌な人は自分の嫌な部分を教えてくれる。それも人。成長を促すのも人。

38歳になって、やっと分かった気がします。