こんにちは桜塗装です。
モルタル造形の制作工程に関して、よく聞かれるので、ここで説明をします。
※下の方に雑談もあります。
〜門柱の場合〜
一番お問い合わせが多いのは、門柱のモルタル造形です。お客様がガーデニング屋さんに頼まれた場合、ブロックだけ積んで頂いてそのままにしておいてください。ブロックでなくとも、今はEPSと言う建築資材用発泡スチロールで門柱を作ることもあります。専用発泡スチロール・ブロックの場合、専用の工程を踏んで、ファイバーメッシュを巻き込んで下地を作りますので倒壊の心配はありません。1ミリほどのクラックは3年後に必ずと言っていいほど出ます。これは今のところ防ぎようがありません。EPSの方がクラックは出にくいです。
桜塗装が提案させて頂くのは、イメージデッサンとモルタル造形施工です。
〜材料に関して〜
モルタル造形に使用する材料はセメント、カラー共に某有名テーマパークで使用している材料と同じものを使用します。また、細かい造形作業の際は、目の細かい造形材料を使用します。強度、塗り厚度、共に問題はありません。
〜金額〜
ブロック塀の上に塗る下地は、5平米以下15000円で、5平米以上10平米以下は30000円〜の消費税です。モルタル造形の下地は、意匠装飾仕上げ用の下地とは違います。外構屋さんに下地を塗って頂いても、その上から造形用下地を施工します。外構屋さんに下地までお願いする際は、薄塗りで、ファイバーメッシュを巻き込みながら塗布後、暑く荒めに櫛引でと伝えてください。突起が少ないと再度やり直す必要があります。外構屋さんに下地を作っていただいた場合、保証はありません。
モルタル造形の金額は、岩以外は1平米35000円です。岩は材料を多く使用しますので、1平米40000円です。竹やガイコツなど細く描写するモルタル造形に関しましては、要相談ですが、だいたい1平米程度で5万円〜です。
あくまで目安です。予算に合わせて施工する事も出来ますので、(お安くできる場合あり)お気軽にお問い合わせください^ ^
〜モルタル造形のジャンル〜
皆様が個々に色んなミュージシャンが好きで、色んなジャンルが好きと同じように、僕も全てのモルタル造形のジャンルが、お客様の思い描く通りに出来るとは限りません。基本的には出来ますが、クオリティの差は、個人の得意不得意ののびしろにより異なりますので、場合によっては向き不向きが出るでしょう。まずはご相談ください。
〜桜塗装の得意な分野〜
僕は普段からAdobeイラストレーター、フォトショップで絵を描きます。紙面上に描くことと、壁面上に描くことはそれ程変わりはございません。アーティストと職人的なプレイヤーを生かし、2Dの絵を3Dに変える事は得意分野です。
竹や松、水墨画のような雰囲気を造形で表現したり、他には岩、石、木などは得意です。
また、お客様がデッサンしていただけた場合でも、その通りに忠実に再現できます。
〜造形師はアーティストになってはいけない〜
僕らの仕事は、あくまでお客様のご要望を忠実に再現する造形職人です。感覚を思い切り出すようなアーティストのように、自分流を出してはいけないのです。だからこの仕事は、特に「基本」が大事だと思っています。ただ普段から観察するモノの見方や、自分特有の感性は大事にしています。
〜よりリアルに〜
「よりリアル」が、私たちの仕事で一番求められる部分です。ありえない場所にリアルな木、ありえない場所にリアルな岩、側から見る通行人や、そこに住むお客様ですらを圧倒させるほどのリアルを作ること。それをするのが造形師の仕事です。
〜施工手順の重要性〜
モルタル造形施工にあたっては、イメージトレーニングが重要です。何度もイメージトレーニングをし、施工の順序を決めて本番に挑みます。作るものによって施工順序が常に違うので、順番を間違えたら取り返しがつかないのが、モルタル造形です。(美術塗装に関しては、完全に順序が命です。)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。